土浦総合流通センターについて

　協同組合 土浦総合流通センターは、中小企業庁、企業事業団、県の 指導を受けて流通機能の充実とサービス体制の強化による地域社会への貢献を目指し、昭和60年8月に設立されました。令和３年秋現在、当組合は組合員２７社、準組合員６社で構成し、茨城県南地域の卸売業の拠点となっております。

　創設からの３６年間で私たち卸売業を取り巻く環境は大きく変化しております。国内総生産で見ると卸売業は安定した規模を堅持しており、国内経済による卸売業の位置づけはまだ大きなものではありますが、中小卸売業の売り上げは減少傾向が続いています。

　そのような状況に対応すべく経営基盤の強化、先端技術の導入による技術力の高度化等に努める必要がある一方、ここ数年来は自然災害への備え、人手不足や事業継承、働き方改革に係る対応など様々な問題に直面しております。それに加え、令和２年初頭から猛威を振るい始めた新型コロナウイルス感染症による経済不調は、私たち中小企業にも更なる打撃を与えました。このような苦しい 状況下のときこそ組合員同士の連携を深め、相互補完の機能を発揮し共存共栄してい かなくてはなりません。

　新型コロナウイルス感染症の影響を受ける変則的な経済情勢に順応できるよう、また将来に向けて更なる成長を遂げるため、組合運営の在り方を考えてまいります。

　そして、茨城県南地区経済の更なる発展及び向上を目標に、地域との共生を通して持続可能な社会の構築に邁進してまいりたいと存じます。

今後ともより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和4年1月

協同組合 土浦総合流通センター
理事長　中島　裕一